◆yamayama将棋の部屋
■国家権力の恐怖!
国家権力の象徴である警察。
市民の治安を確保し、時には知識を与えてくれる頼もしい存在です。
しかし同時に、規律を乱す者に法的処罰を与える恐い存在でもあります。
それでは、
前回で少し書いた、警察に呼び出された事件の全貌をお話しましょう。
ある日、満身創痍で帰宅した僕に、母が言い放ちました。
それは、平和な毎日を過ごしていた僕を崖から突き落とす一言でした・・・・。
母「警察から封筒が来てるわよ」
そ、そんな!!
どうして警察から封筒が送られてくるんだ!?金一封・・・・なわけがない。
しかも僕の名指しだぞ。つ、遂に誤認逮捕の魔の手が我が家にも!
って逮捕状を郵送する警察が何処にある。ってことは感謝状か?ハッハッハァ。まいったな。
・・・ん?送り主は・・・桂馬市(仮名)の警察?なんで隣の市からわざわざ?
よくよく考えてみるとわかりました。僕の住んでる市には管轄の警察がありません。交番はあるけど
大丈夫なのかうちの市は・・・
絶望と希望が葛藤する中、封を開けてみました。
銃検のお知らせ
じゅ、銃検?僕は射撃部はもう辞めたはずだが・・・なんだ?何かの手違いかな。
・・・あっ!!
そうか、空気銃だ!あれを検査にもってこいというのか。なるほど。
一応、部を辞める前に取っておいた銃が一丁あるのです。
そうか、じゃあ仕方が無・・・・
い、行きたくねぇぇえええええええええええっ!!
よく考えてみろ。国家権力の象徴である警察に銃持って行くんだぞ。
ちょっとでも不備があったら・・・・僅かでも規定に違反していたら・・・僕は晴れて犯罪者違法者じゃないか!
そ、そんなぁ!恐すぎる!
しかし、もっと重要なウェイトを占めていたのは。
以前、警察に銃を持って行って。
警察の勘違いで違法者扱いされたから。
あれほどの絶望に浸った瞬間はありませんでしたよ。いきなり叱責されて驚いたの何のって。
つーかなんで警察が規則間違えるんだろうな。ますます市の将来が不安だ。
えーとですね、銃を手に入れてから3ヶ月以内に警察に報告に行かなければならないんですよ。
勿論僕は、余裕で間に合うように行きました。
警官A「3ヶ月?2週間以内だろ」
あ、有り得ねぇぇえええええええええっ!!
馬鹿な!取扱本には3ヶ月と書いてあったんだ!講習の警官の方もそうおっしゃっていたはず!
しかし、純粋な荒覇吐少年は信じてしまいました。
警官B「2週間以内に持ってくる規定なんだよね」
警官C「規定はちゃんと守ってもらわなくちゃ困る」
警官D「銃ってのはな、云々(以下略)」
まさに袋叩き。もうわけわかりません。
もーパニック状態。遂に犯罪者の仲間入りかと思うと絶望感で満たされました。
なんとかその日は、警察の温情という形で、事なきを得ましたが。
まったく、ありがたい警察だこと。
そして後日、警察側の勘違いが発覚。逆転無罪判決です。
残りの報告を済ませるために、再び警察へ出向きます。
警官A「ああ、・・・この前は済まなかったなぁ」
一番威勢の良かった警官Aがもろ下手に出てきました。
しかもあの時僕を叱った他の警官は一人も出てきません。
いやあ、人間関係って脆いですねぇ。
このとき国家権力にちょっと優越感を感じたのは秘密です。
そういう経緯があって、警察にはあまり行きたくないのです。
また馬鹿な勘違いした警官にエンカウントしたくないですから。
すでに僕の警察に対する信用は微塵です。
幸いにも、市民会館が検査場所でありアレな警官さんはいらっしゃいませんでした。
検査が終わったときには・・・・もう清清しさで満たされていましたよ。
国家権力から解放された気分でした。
このときに得た教訓。
自分の知識を信じろ!!
いくら警官とはいえ、細かい全規則を頭に叩き込んでいるわけではないのです。
物怖じせずに、自分が正しいと思ったら主張しましょう。
人間である以上、間違いは必ずあります。
警官も例外なく、人間なのですから。
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