◆yamayama将棋の部屋




■荒覇吐最大の危機











人生は長いです。




生きていれば、決断を迫られることもあるでしょう。




その決断が人生全体を揺るがす――――そんなこともあるでしょう。




しかし貴方は決断しなくてはなりません。




――――それが人生を狂わすことになったとしても。







僕にもありました。人生を揺るがしかねない決断――――いえ、戦いが。







僕の通っている高校は中高一貫でした。 簡単に言うと、中学に入学できれば、高校受験を経ずに高校へ進学できるということです。


しかし、


(1)卒業までに漢字検定の3級を取得する
(2)同じく英語検定の3級を取得する
(3)卒業論文を提出する






この条件を満たさないと、高校に進学できません。


僕は無事だったのですが・・・・噂によると、卒業式に証書を授与された後に教師に回収されるんだとか。





・・・・嫌だなそれは。


いやはや、今思うと戦慄が走りますね。
もしも――――もしも。



あの戦いに負けていたら・・・・・・











中3のときのことです。


荒覇吐少年は進学規定(1)(2)をクリアし、残りは卒業論文を残すのみとなっていました。
この論文、普段の担任とは別に「卒論指導担任」を一人見つけ、その先生の指導の元で進めなくてはならないのです。




これが曲者でした。



もちろん、卒論の題・副題、それにともなう内容は個々の自由です。
当然の如く題・将棋についてとかやらかしたわけですが、ここで問題が発生しました。



言うまでもなく、指導担任となってもらうからにはその先生は将棋に多少なりは精通していなくてはなりません。
ここで思い浮かんだ問題は。











この学校に将棋指せる先生って居たっけ・・・・


実にシンプルな問題です。寧ろシンプルすぎて回避できません。
当然ながら、指導担任が見つからなかったらそこで投了です。








困りながらも、友達を連れて職員室に突撃しました。
高校の職員室なので雰囲気が恐かった記憶があります。



僕ら 『あの・・・卒論の指導担任を・・・・』
某先生「聞こえない」


ぐはっ


前途多難だな・・・とか思いつつも話を聞いてくれる先生が現れました。温和そうなk先生でした。
この隙を見逃さず、僕らは先生に指導担任になってくれと頼み込みました。
Ni君もKo君も許可され、続いて僕も頼みました――――



・・・・・・・・が。





k先生「将棋はわからないんだよなぁ」














終わった・・・・・











某先生「おい、そういうときは誠意を込めて頼むんだよォ」

先ほど突っぱねようとした先生が口を挟んできました。
言われるまでもなく僕も嘆願しましたよ。
だってこの機会を逃せば、指導担任を見つけられぬままGAME OVERも夢じゃないんですから。






そのときでした。





龍王先生「あ〜卒論?」





奥の個室から妙に威厳のある先生が姿を現しました。

イメージ的にキレやすそうな感じです。


某先生「この先生は将棋指せるぞ。頼んでみろ」


荒覇吐「・・・・・・!」


将棋を指せるって!?――――思わず心の中で叫んでいました。
そんな僕に、龍王先生はこう言い放ちました。



龍王先生「題は将棋か・・・・じゃあ」

















俺に勝ったら指導担任になってやる












この瞬間、僕の運命は決まりました。











そして決断しました。











この先生を倒すしかない、と。











荒覇吐「・・・・・・」














・・・・わかりました




















ここまで書いて思った。

















僕ってば潤色し過ぎだーよ(泣










長くなりそうだったので二つに分けます。対局の様子は後編で。





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